2025/05/25 05:38
護船観音(ごせんかんのん)は、滋賀県近江八幡市の「妙法寺(みょうほうじ)」に祀られている珍しい観音像で、特に「護船観世音菩薩立像」として知られています。この像は、1200年前に難破した船の竜骨を用いて最澄の弟子である慈覚大師(円仁)によって作られたと伝えられています。
近江商人の物流を支えた八幡堀の近くに位置しています。当時、物流船の難破が多く、その守護として護船観音が祀られました。観音像は宝船に立ち、竿を持って船を漕いでいる姿が特徴で、厨子の内側には青色の海が描かれています。この姿勢は「慈愛」を象徴し、人々の苦難からの救済を願うものとされています。




